長良川うかいミュージアムへ行ってきました

どこにあるの、料金は?

車で名古屋方面からは、国道21号から156号を北信、岩戸トンネル出口左折、鵜飼大橋を経て鵜飼い大橋北の交差点を左折。岐阜グランドホテルに近い長良川のほとりにあります。一般車駐車場67台分あり30分100円と有料。ただし、展示室に入れば90分まで無料

展示室入場料金は、大人500円、小人250円(4歳以上15歳未満)です。

今日は、イオンクレジットカードを提示すると、大人450円でした。また、下の写真↓にある今シーズン中の鵜飼関連船(乗合船)の乗船300円割引券をもらいました。

何がよかったか

1,300年の歴史ある「鵜飼とは何か」について、漁法から始まり、織田信長に代表される時の権力者に保護され、宮内庁の式部職としての世襲制である鵜匠の地位や観光資源としての価値について視覚的な資料がそろえられており、ミュージアムの演出が加わって、短時間で理解が深まります。

  • 見れること 鵜飼のしくみと本物の「鵜」

鵜飼の主役であるウミウの捕獲、シントリの育成、鵜匠とウの関係性、鵜の性質、道具を交えた漁法について。何よりも、本物の「鵜」が大きなケージに飼われており、訪れた誰もが、至近距離で「鵜」に会えます。また、水中カメラ鵜が鮎を捕まえる瞬間を映像で見せてくれるため、生物としての鵜まで見ることができます。

  • 見れること 鵜飼を保護した時の要人たちの例

織田信長 1568年武田信玄の使者を鵜飼でおもてなし

徳川家康 1615年大阪夏の陣の後、息子・秀忠と鵜飼を堪能

明治維新を機に、かつて尾張藩が保護した鵜飼の後ろ盾が空白となるも、「鵜飼税」なるものが導入された時期を経て、やがて宮内庁組織にくみいれられることに。鵜飼の起源はヨーロッパ大陸とされるが、時の要人に保護された例は日本が唯一。

  • 見れること 鵜飼に関連した図書や資料、市民向けイベント紹介

ミュージアム玄関ロビー入って、右手にはガラスケースに入った図書コーナーがあり施錠されているが、展示の入場料を支払い、係の人に名前だけ告げれば閲覧したい図書や資料を好きなだけ手に取って読むことができます。また、毎年行われる子供や市民向けのイベント、珍しいものですと「船頭体験教室*」「船頭養成研修会(2022.8.11)開校!!」など情報が入手できます。

*岐阜市在住・在学の方で小学4年生以上

  • インバウンド再開に向けた有力なコンテンツ候補

コロナ禍の収束が心待ちにされる中、インバウンド再開の日は近いと信じられており、外国人旅行者に「鵜飼」の日本文化に触れ、堪能し、SNSで情報拡散してもらうには、英語や中国語で奥深い内容の表現ができる通訳者や表示物、通訳士の養成が課題ということを、オーストラリア出身でラジオDJのクリス・グレンさんの市民講座資料を通して知りました。チャールズチャップリンが昭和11年に来日し、鵜飼を鑑賞して未了され、25年後に再度、鵜飼を観たという逸話からも、外国人アーティストからも評価される可能性を秘めているのではないでしょうか。

  • 一生に一度は

日本人の大人に、「鵜飼」の知名度を聴くようにしています。知っていて、行きたいと思っているが、一度も経験していない人が大半です。漁法から、観光コンテンツに移り、茶道に匹敵するような日本を代表するアートにならないかと感じます。

  • リンク集

長良川うかいミュージアム  https://www.ukaimuseum.jp/