《事象》
米国出張から帰国したばかりの友人の話の続きです。アメリカでは、野球観戦に行ってもマスクをしている人は、日本人とおぼしき方のみで大半の観客はマスクをしていません。街中でも往来する人々はマスクをしていないそうです。ただし、飛行機機内、タクシー車内、病院では、マスク着用が求められているそうです。ワールドニュースで英国エリザベス女王即位70年記念の祝賀の様子が報じられていますが、お祝いのため通りを埋め尽くす群衆はマスクなしです。一方、日本ではスーパーマーケットや公園でもマスクをする人がほとんどのように見受けられます。Covid-19パンデミックが世界的には収束に向かっているというかすかな歓びを感じます。
《見える課題》
エビデンスに基づく防疫のためというよりは、周囲がするから自分もマスクをしなければという沈黙の力が強いのが日本でしょうか。おそらく、欧米の人も日本の人も長引くパンデミックの制限ある生活から抜け出したいと思っているはず。
《発見・示唆》
日本が重んじる「調和の精神」は良い側面もあります。一方、「周囲を気にし過ぎる」から、「自分はどうしたいか」といった個人の思いで行動できるようになりたいと思います。
- 今日のつぶやきコーナー
公立学校が、女子はスカート、男子はズボンという服装の決めつけを緩めるため、こぞって制服変更をしています。今は過渡期です。セーラー服や詰襟を廃止するというもの。米国在住中は、セーラー服は街をあるく海軍の軍人の服装と捉えていました。詰襟は、これも軍服を彷彿とされるデザインですね。思えば、生きていれば80代半ばの母のアルバムの写真と、令和の中学生の服装が全く同じセーラー服であることは驚きです。